ochiaiの備忘録

読んだ本や、パソコン関係の話などまとまり無く

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org-modeをoutliner(iPhoneアプリ)と同期←個人的には最高の環境!

emacs_blog下書き 2012-07-14 22.09.25


 org-mode(emacs上で使えるアウトラインエディタ)とCabonFin Otliner(iphone上で使えるアウトラインエディタ)を連携させるrubyスクリプトを作ってみました。
 名前はopml2org.rbとorg2opml.rbです。
 このスクリプトを使えばiPhone上で以下のようなことが可能になります。
1. ノードを移動
2. todoをワンクリックでチェック


MobileOrg


 org-modeをiPhoneで見る方法としては公式アプリのMobileOrgが有ります。しかし、MobileOrgは基本的に閲覧用でemacs上のorg-modeに比べるとかなり機能が制限されています。個人的に致命的だったのが、アウトラインファイルなのにiPhone上でノードの移動ができなかった点です。
 2010年10月30日からアップデートされておらず、今後機能が追加される可能性も低いため、必要な条件を満たした環境を自分で作ることにしました。

仕組み


 outlinerはDropbox内にopml形式でファイルをエクスポートできます。rubyスクリプトでopmlファイルとorgファイルを相互に変換できるようにしました。

使用方法


注意!:スクリプトの使用は自己責任でお願いします。また、使用する前には下の注意点もご確認ください。

前提


Windows側:ruby実行環境
iPhone側:outlinerの保存場所をDropboxに指定してある

スクリプト用意


1. rubyスクリプトをここからダウンロード
2. フォルダを解凍して好きな場所に置く
3. .emacsなりinit.elなりに以下のelispを追加
  基本的にはrubyスクリプトを読み出しているだけです。
  スクリプトやorgファイル、outlinerフォルダのアドレスは各自の環境にあわせて修正してください。

(defun opml2org ()
(interactive)
(let* ((script "c:/Users/"ユーザー名"/Dropbox/emacs/scripts/opml2org.rb") ;script file
(input-dir "c:/Users/"ユーザー名"/Dropbox/Outliner/") ;input
(output-file "c:/Users/"ユーザー名"/Dropbox/memo/org/outliner.org") ;output
(command (concat "ruby -Ku " script " " input-dir " " output-file)))
(shell-command command)
(if (not (eq (get-buffer "outliner.org") nil)) ;もし、ファイルが開かれていれば
(find-file-noselect output-file) ;ファイルを開き直すか聞く
())
))

(defun org2opml ()
(interactive)
(let* ((script "c:/Users/"ユーザー名"/Dropbox/emacs/scripts/org2opml.rb") ;script file
(outliner-dir "c:/Users/"ユーザー名"/Dropbox/Outliner/") ;input
(org-file "c:/Users/"ユーザー名"/Dropbox/memo/org/outliner.org") ;output
(command (concat "ruby -Ku " script " " org-file " " outliner-dir)))
(shell-command command)
))



実行


1. M-x opml2org :opmlのファイルをorgファイルに変換
  M-x org2opml :orgファイルをopmlファイルに変換
2. 好みに応じて起動や終了にhook

(add-hook 'kill-emacs-hook 'org2opml)
(add-hook 'emacs-startup-hook 'opml2org)


注意!


1. かなりいい加減なコードです
2. orgファイルで無駄に深いノードが有るとエラーが発生します
  例:
  ** title
  ********* memo
  *** memo
3. 同期のたびにすべてのノードが閉じてしまいます。
  org2opmlは<expansionState>を作らない

活用方法



blog下書き


 外で大まかな目次を考えておき、家に帰ったらemacsで清書。このblogもそうやって書きました。めっちゃ便利!

チェックリスト


例1)買い物リストなどをemacs上で作っておき、iPhoneで確認しながら買い物。
例2)旅行で必要なものリストを作っておきiPhone上でチェックしながら作業
MobileOrgでも似たようなことはできますが、org2opmlならタップ一回でチェックを付けれる上、iPhone上で新しい項目を追加できることができます。
このiphone上で新しい項目というのはすごく大切。作業中に「あ! あれも必要」と気付いたときにすぐメモできます。

参考URL


OPML 1.0 Specificationの勝手な日本語訳
http://hail2u.net/documents/opml_spec.html

RubyでXML操作 | Netsphere Laboratories
http://www.nslabs.jp/ruby-rexml.rhtml

今月読んだ20冊の中から選ぶ、お勧めの3冊

1. 未来からのホットライン


ジェイムズ・P・ホーガン
東京創元社
発売日:1983-04


 前半は少し退屈ですが、後半はスリリング。特に、遠い過去にメッセージを送れるようになって、世界が何度も書き換えられていくシーンは圧巻です。
 SFでは、パラレルワールドを利用したり、過去に行っても歴史を変えることは出来なかったりと、様々な方法でタイムパラドックスを回避しています。この話の場合、世界は一つで過去にメッセージを送るたびに、今ある世界が無くなり、世界中の原子が再配置されるという世界観です。バック・トゥー・ザ・フューチャーに似てますが、なぜ世界が組み変わるのかを、細かく考察しているあたり、さすがJ・P・ホーガン!

2. 地球移動計画



 SF的なウソがすごく面白い本。
 タキオンをロケットの噴射剤として使うピアノ・エンジンのアイディアには驚かされました。知らず知らずのうちに、タキオンは超光速通信に使うものだ、という先入観に囚われていたようです。ピアノ・エンジンはおそらく、山本 弘さんのオリジナルのアイディアです。ひょっとしたら、私が知らないだけで海外のSFとかでは有名なかもしれませんが。

3. 呪いの時代


内田 樹
新潮社
発売日:2011-11


 思想家である内田樹先生の最新刊。内田樹先生の著書には、つい夢中になって読んでしまうけれど、読み終わった後でまとめようとするとうまくいかない、という本が多いです。『呪いの時代』もその手の本です。
 あえて、話のあらましを書くなら「呪いとは記号化であり、祝福とは対象を具体的な記述である」といった感じでしょうか。これだけ読んでも分からないですよね。この本の魅力は、内容ではなく結論を導き出すまでの文章の流れそのものに有ります。もし、書店で見かけたら、直接この本を手にとって数ページ読んでみてください。

今月読んだ本の全て
karasu001の本棚
2012年01月
アイテム数:20
知に働けば蔵が建つ (文春文庫)
内田 樹
読了日:01月02日

新装版 骨の音 (KCデラックス)
岩明 均
読了日:01月02日

未来からのホットライン (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン
読了日:01月04日

清く正しい本棚の作り方
(TT)戸田プロダクション
読了日:01月15日

本棚〈2〉
アスペクト
読了日:01月15日

面接ではウソをつけ (星海社新書)
菊原 智明
読了日:01月20日

株式会社という病 (文春文庫)
平川 克美
読了日:01月23日

呪いの時代
内田 樹
読了日:01月24日

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)
阿川 佐和子
読了日:01月24日

SQ “かかわり”の知能指数
鈴木 謙介
読了日:01月25日

世代論のワナ (新朝新書)
山本 直人
読了日:01月25日

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テレビからネットの流れが逆転し始めた



 2年くらい前は、ネットに流れる情報はテレビや新聞からの引用ばかりと言われていました。しかし、最近は所々で情報の流れが逆流しているようです。

 昔はテレビで話題になると、ネットでも注目されるという流れがありました。今でも、検索ワードランキングはテレビからの影響を大きく受けています。
 しかし、冒頭に示したように、ネットで話題になったことの後を追う形でテレビがそれを話題にするという状況も出始めてきているようです。

 また、ニュース報道でも似たような変化が起きているようです。

過去の選挙でも選挙報道をテレビで見ながら、ツイッターをやったり、ネットの速報を見ていました。でも、「テレビを見ずに、ネットだけで選挙報道に満足できてしまった」のは昨日が初めてだったんです。・・・これはちょっと覚えておきたいと思っています。「それは、私にとっては2011年でした」、ということを。
今、私たちが読むべき本 - Chikirinの日記

 昔は、ネットニュースといっても情報源は大手の新聞社でしたが、今はUstreamなどで当事者が直接情報を発信できるようになりました。
 さすがに、調査報道までUstreamやネットで置き換えるのは難しいですが、日本の新聞は記者クラブによる発表報道が中心です。発表を伝えるだけなら途中に新聞記者を挟まずに、警察や官庁、企業等が直接ネットに流したほうが、理にかなっています。

 今後もテレビや新聞が無くなったりはしないでしょうが、情報の流れの中心ではなくネットの後追いをするだけの存在になってしまうのではないかと予想しています。

『美女と野獣』を読書の視点で見る

 本が高価であった時代、貴族にとって、図書室というのは家の格を客人に示すための場所だったそうです。
 現代人は本を情報を得るための手段の1つとして認識していますが、当時の人は装飾品の一部としての考えていたのかもしれません。

 そのことを踏まえて、ディズニー映画『美女と野獣』を見るとベルの印象が変わってきます。ベルは本好きという設定ですが、実は本を読むのを好きなのではなく装飾品として好きだったのかもしれません。
 物語の冒頭でベルは本を読みながら水などを避けていますが、なぜ避けることができたのか? 実は本を読んでいなかったのです! 本を読んでいる姿を他人に見せたかっただけで、中身に興味はなかったに違い有りません!!(←決め付け)

 また、中盤には野獣の城にある図書館に案内されてベルが喜ぶシーンが有ります。あの図書館に並んでいたのは貴族の図書館用に作られた、見た目重視の豪華本でしょう。
 一方、ベルが普段読んでいた本は印刷技術によって大量生産された本ではないかと思います。ベルの父親が蒸気機関による薪割り機を作っていましたし、時代設定は産業革命のころ(18世紀~19世紀)と推測できます。本を大量生産する技術は有るはずです。

 現在人の価値観にあわせてアイテムをに置き換えてみましょう。本を装飾品として考えるなら、ベルが最初に買った本=中国での大量生産された安物のバッグ、城の本=職人が一つ一つ丁寧に作ったブランド物のバッグです。
 ストーリー順に追っていくと、
1. 中国製の安くて良いバッグを手に入れ、喜ぶベル
2. ブランド物の高級バッグが壁一面に並べられた巨大ホールに連れて行かれる
3. 野獣「全部、君に上げる」 ベル歓喜

 うーん…、壁一面にバッグが置いてあるのは少し不自然かも。
 やはり、インテリアとしても、アクセサリーとしも、一人だけで楽しむ趣味としても成り立つ本というのはすごいアイテムですね。

好奇心に対する絶対的肯定『プランク・ダイヴ』

グレッグ・イーガン
早川書房
発売日:2011-09-22



 結果を報告することも、帰還することも不可能な場所への探検には、意味があるのか?
 有る! 好奇心はそれ自体に価値が有る。
 好奇心が大切なのはそれが何かの役に立つからではない!
 危険を避けたり、発見によって人々の生活を便利にできるからではではない!
 何かを理解するという感動、それ自体に意味があるのだ!

 こういう過激なことを考えている集団(好奇心原理主義者?)がブラックホールの中に飛び込みました。ブラックホールを覆う事象の地平線の向こう側まで行けば、空間の構造を解き明かすことができます。
 しかし、事象の地平線の向こう側からは光さえ戻って来ることは出来ません。つまり、電波によって発見を外に伝えることも不可能です。
 それでも彼らはブラックホールに飛び込みます。

 宇宙はいずれビックバンランチを迎える。終りを迎えるあらゆるものに意味が無いというなら、人類の営み全てが無意味ということになってしまう。
 仮に数時間後消滅してしまうとしても、何世紀も抱えていた疑問に答えが出るなら構わない。発見の喜びは、それを持ち帰ることができないというだけの理由で、無意味になったりしない!

 カッコイイ!
 そして羨ましい!
 自分もいつか、ブラックホールへ飛び込む機会にめぐり合いたいものです。

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