ochiaiの備忘録

読んだ本や、パソコン関係の話などまとまり無く

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好奇心に対する絶対的肯定『プランク・ダイヴ』

グレッグ・イーガン
早川書房
発売日:2011-09-22



 結果を報告することも、帰還することも不可能な場所への探検には、意味があるのか?
 有る! 好奇心はそれ自体に価値が有る。
 好奇心が大切なのはそれが何かの役に立つからではない!
 危険を避けたり、発見によって人々の生活を便利にできるからではではない!
 何かを理解するという感動、それ自体に意味があるのだ!

 こういう過激なことを考えている集団(好奇心原理主義者?)がブラックホールの中に飛び込みました。ブラックホールを覆う事象の地平線の向こう側まで行けば、空間の構造を解き明かすことができます。
 しかし、事象の地平線の向こう側からは光さえ戻って来ることは出来ません。つまり、電波によって発見を外に伝えることも不可能です。
 それでも彼らはブラックホールに飛び込みます。

 宇宙はいずれビックバンランチを迎える。終りを迎えるあらゆるものに意味が無いというなら、人類の営み全てが無意味ということになってしまう。
 仮に数時間後消滅してしまうとしても、何世紀も抱えていた疑問に答えが出るなら構わない。発見の喜びは、それを持ち帰ることができないというだけの理由で、無意味になったりしない!

 カッコイイ!
 そして羨ましい!
 自分もいつか、ブラックホールへ飛び込む機会にめぐり合いたいものです。
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